今までは、段ボールのブースに掃除機を取り付けて簡易スプレーブースとしておりましたが、ミストは吸ってくれるようですが、自分は掃除機がうるさいし、家族からは廊下まで溶剤臭いとクレームがつきましたので、スプレーブースを作って見ました。
市販の物を買っても良いのですが、結構な値段がするのと吸引力が心配だったので天井埋め込み用換気扇を使って自作することにしたわけです。
選んだ機種はナショナルのFY-24というもので、市販のブースの換気風量を参考に選定しました。FY-17だと少々不安で、FY-27だと大きすぎという感じでしょうか。
下記のホームページで詳しく調べることが出来ます。
=>詳しくはこちら
値段はオクで5000円くらいで購入しました。
選んだ透明コンテナに、換気扇の大きさに合わせて四角く穴を開けます。
段ボールのブースでは、中が暗くて見にくかった反省から、透明にしています。と、言うかたまたま整理して空にされた手元にあったコンテナです。
楽をしようとして、ディスクグラインダーを使いましたが熱で溶けたカスを取るのも大変だし、破面が汚くなるのでここは金ノコなどで切るのが賢明でしょう。
接合面に付属のスポンジを貼って、これまた付属のネジで取り付けます。
ネジが長い事もあり、換気扇の裏に角材(木)を当ててサンドイッチするように固定しました。
次に、付属のコントローラーをMDFの板に穴を空けて取り付けます。MDFまで百均に売っていて、210円でした。
電源線も百均で調達しました。コンセントは百均で売り切れだったので、ホームセンターに行くと88円で売っていました。(安!) それらを合体して、コントローラーに繋ぐ側はφ1.6Cu線で接合します。
コントローラーと換気扇の間も、φ1.6Cu線で配線します。10cm9円の切り売りで、60cm購入しています。(安!) 配線は差し込むだけなので、非常に簡単です。
さて、次はフィルターです。 もちろんフィルターも百均ですね。
フィルターの上下を少しカットして、付属の両面テープで貼り付けます。
底面の大きさがきつかったので、このような向きになっており、四隅に隙間が少し空いていますがブースの隅はミストが淀みがちになるのでこれはこれで良いかと様子見です。
このように取り付けて、完成です。いかにも自作というたたずまいですね。ブースの台となっている物やそれがシャツを着ていたり、おかしな回りは気にしないで下さい。こういう物です。
片付けるときは、こんな感じですね。
フタが出来るところが、コンテナなる所以でしょうか。ここで乾燥させるとホコリも付かないし、コンテナの素材で塗料も簡単に拭き取れるでしょうから、もしかしてコンテナってすごく良い選択だったかも!
おまけにこの状態でスプレー時は閉じてある左側の吸入口を開けると本来の(?)換気扇になると言うすぐれもの。換気扇は24時間常時運転するタイプなので、寿命も問題ないでしょう。
付属のダクトでは、圧損が大きいらしく空運転時より明らかに吸い込みが悪くなったので、ダクトも自作しました。換気扇が入っていた段ボールで作りましたが、これまたGoodです。
断面積が大きいので、当初の換気量が復活しました。音もお静かです。
おそらく付属のダクトは内径が細い上に凸凹なので圧損が大きいのでしょうね。長さも効くので、市販の物を使われている方は最小の長さに切るだけでもその長さ分、圧損がきっとかなり減りますよ。
最後に今回の自作にあたり、リファレンスとした市販品との比較です。
エアテックス
「ブラックホール」 自作品
消費電力 15.2w 15w
換気量 111m3/h 111m3/h
騒音 45db 30.5db
価格 12,000円くらい 6,000円くらい
製作時間 - 4時間
おしまい
吸い込みテストの動画です。
むっちゃ、吹いています。
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