2016年2月28日日曜日

ハセガワ 1/72 VF-1D ガウォーク (その3)

いやーショックなニュースです。

ひそかなプレミアム感を持ってVF-1D ガウォーク の製作を進めている中、ハセガワからキット化のニュースが舞い込んできました。

キット化されるとプレミアム感が無くなる上、キットにはミンメイ嬢も付属するとか・・・まさにツボを突いてくるハセガワの企画力は商魂たくましい所があります。
今まではどちらかというと鈍くさい感じのメーカーでしたが、ちょっと悲しすぎるくらい見直してしまいました。

さて、そんなことでとっとと完成させてしまいたい所ですが、地道な表面処理と合わせ目消しの毎日であまり進んでいません。

 進んだ感がある部分は主翼。
光ファイバーφ0.75が通るよう、溝を掘って貼り合わせました。

フラップは、動きを持たせたいので切り取って、ダウン状態にすることとします。

フラップとエルロンも分離しました。
切り代で全長が短くなってしまいましたので、フラップの側面にt0.5のプラ板を継ぎ足しています。

このキットは考えたように下面パーツの切断位置が長くなるようになっていますので、その部分を斜めに削る事によって、斜めに接着することができます。

機首の合わせ目処理をするついでに、エッチングパーツのアンテナも接着しておきました。
差し込む部分は、プラパーツ用の穴が開いてありエッチングパーツですとこの部分が大きくくぼんでしまいますので、先にプラ板で埋めてからφ0.5穴を開けて差し込むようにしています。

前回の作例では、後でパテ埋めする時に苦労しましたので先にするという事です。
うん。ひとつ賢くなったね。

2016年2月21日日曜日

ハセガワ 1/72 VF-1D ガウォーク (その2)

表面処理と合わせ目処理など、地道なことをしているので記事がありません。

唯一、合わせ目処理の中で足パーツの段落ちモールドの中がやはりうまく処理できないので、切り取ってから、t1プラ板をはめるという工法で処理してみました。


しかしながら、この工法もぴったりのプラ板を切り出すのが面倒だったり、今ひとつ精度が出なかったりと難しい所がありました。

続けて精進。うまく出来るよう技術力アップしかありませんね。

2016年2月14日日曜日

ハセガワ 1/72 VF-1D ガウォーク (その1)

今年2作目はハセガワのVF-1D ガウォークです。


ガウォークとは、

*異星人との戦闘を想定し開発された可変戦闘機VF-1バルキリーはファイター(飛行)形態からバトロイド(人型)形態への変形機構により全領域での活動を可能とした戦闘機である。 変形システムの実験中、変形途中に脚部と腕部を展開させた形状が、戦術連動能力と戦闘能力の双方を十分に発揮させることを発見したことからこの鳥のような中間形態ガウォークの研究が始まった。ガウォークとは「Ground Effective Reinforcement Of Winged Armament with Locomotive Knee-joint (有翼高機動地表効果支援火器)」の略である。 ガウォーク形態は、変形途中の無防備時間を短縮すると同時に地上をホバリングし高速移動する能力に優れていた。このガウォーク形態を中継し変形することで、バルキリーの変形システムは急速に完成した。 またこの形態は、バトロイド時にデッドウェイトとなる主翼及び他のハードボイントも有効に活用できることから、バルキリーにおける空、地表、地上での戦術ミッションの基本バターンが開発されることとなった。ファイターからガウォークへの変形は大気圏内で通常約1 . 5秒さらにガウォークからバトロイドへの変形は2秒弱と言われている。このガウォーク形態はバルキリーの代名詞ともいえる形態でVFー1バルキリー以後、可変戦闘機には不可欠な形態として定着した。
(箱説明から) というもので、私的にもマクロスと言えば ガウォークというほど鳥足とあわせて萌えなものなのです。

そんなキットが20年の歳月を掛けてやっと発売されるに至り、とてもリキの入る作品なわけです。

前段が長くなりましたが、箱の中身はこんな感じ。
既存のファイターと、バトロイドのランナーを使って、少しのランナーを足してガウォークとしているため、余分なパーツが多いため、ランナー数も多くなっていますが難易度は追加パーツは今風の設計になっているので、多少組みやすくなっています。


 箱絵の通り、このキットはJ型かA型の選択キットなのですが、ふと積みプラにあったD型が目に入ったので、さらにこちらのパーツと組み合わせてD型で組み立てることにしました。


 D型と言えば、一条君が初め乗ったVT-102号機ですね。

いきなり撃墜されてしまいますが、ミンメイとの出会いと合わせて印象的な機体です。

こんな感じで、J型から、

機首と、背のパーツを交換するとD型になります。
細かい寸法を変えていない、ハセガワさんのおかげで苦労なくD型にできそうです。
余ったパーツはもちろん、J型のファイターとしてTV番仕様で作成しようと思います。

D型へはさすがに無加工では、組み替えができません。
とは言っても、機体下面パーツの頭を取り付ける基部の部分を切り落とすだけでOKです。


このようにぴったり機首が収まります。
D型って意外と、ほとんど全長は伸びておらず複座の部分が機体側へ入り込むことによってその構成を成立させているのですね。

組み立てることによって初めて両者の違いを理解することができました。


ちなみに頭部は複座の床面に直接貼り付ける構成となり、実機としては成立性が疑問視される所です。
キットとしては、そんなぎりぎりの設計ですから、電飾用の配線スペースなどが苦しく、今回は機首側の電飾はオミットすることにしました。

劇中も昼間のシーンですから、電飾は不要でしょう。

細部のディティールアップとしては、定番ポイントをそつなく施工しています。
まず、足・ベクタードノズル にスジモールドを追加。

腕裏に自作スリット を貼り付け。

使える部分には、D型に付属しているエッチングを使用してディティールアップをします。
ちなみにTV版の操縦桿は床から1本生えるセンタースティックタイプが正解なのですが、このキットはなぜだか劇場版のサイドスティックとなっています。
せっかくのパーツですから、知らなかったことにしましょう。
スラスターを穴開け加工し、機首は前回からお気に入りのすり鉢デザインです。

すり鉢はt0.5のプラ板にφ2.5の下穴を開けて、面取りビットで本体側の開口径φ3.4まで拡張するという寸法取りです。


機体側はそのまま裏打ちです。


今回は電飾しないのかというと、やっぱり何もしないのは芸がないので、箱絵で印象的な足部を電飾したいと思います。

このキットはちゃんとVF-1の特徴である目の字型噴射口が再現されています。
まず、このパーツを開口して。

青チップLEDを3直列でハンダ付けして、

配線とハンダの盛り上がりを逃がすため溝堀した基部パーツに、接着して完成です。

LEDがモロ見えですが、

点灯した感じはとてもいい感じ。
3発使って、お高い仕様ですがそれなりの価値ありのできばえです。

 配線は足のパーツの中を通して本体まで導きますが、それらのパーツは合わせ目消し作業がありますので、配線通し用のエナメル線だけを通して、組み立てます。

今回は、次のJ型ファイターの件もあるので、テンポ良く行きたいですね。

おまけ

2016年2月6日土曜日

ハセガワ 1/72 VF-1S Strike Valkyrie(完成)

完成写真を撮影しました。

まずはファーストショット。
さすがのストライク仕様で、ボリュームがあります。
そして、かっこいい!

しかしながら、ボリュームに反して全般に接合のことなど考えていないハセガワ仕様なのバンダイで慣れてしまっていたので、ちょっと精度出しが不十分でした。

キットの出来としてはやはり設計が古いことも有り、ちょっと辛い部分が多くあるという気がします。
電飾で難易度を上げてしまったことが悪かったのかもしれませんが、全体としては満足のいく仕上がりとなっています。



ディチールアップは別売のエッチングパーツを組んだほかはちょびっとです。

目立つところでは、マイクロミサイルポッドのミサイル頭部。


足部のカウンターバーニヤに真鍮パイプでノズルを

あとは、細かな塗り分けによる塗装とモールドの掘り出しだけです。

一方、今回の目玉とする電飾の方は、全体がこんな感じで

まず、コックピット。
ディスプレイと、コンソールボタンの電飾で定番箇所になります。

コンソールボタンはVF-1では本当は袖部分にはスイッチがないようなので、少し前後にずらしてみました。
 

次に大容量ブースターは景気よく高輝度発光。
足ノズルは目の字にスリットを通しての発光になります。

で、ガンポの先端と

 機首のセンサーは以前の作例でも実施例のある所となります。

今回のチャレンジポイントは翼端灯です。
ブルーの方は結構明るいのですが、φ0.5ファイバーによる導光ではレッドの方は暗めとなってしまいました。



で、最後は主翼横のライトになりますが、こちらも φ0.5ファイバーによる導光なので暗めと、輝度ばらつきが出てしまいました。

アルミテープで遮光したはずなのに、光源からちょっと光が漏れているのもまずいです。

まあ、それでも全般にはうまくいった方だと思います。


さて、今回の教訓ですが色々出てしまいました。

教訓

その1 接着すれば精度が出ると思うべからず

 バンダイ製は組み立てるだけで済みますが、旧キットやハセガワは精度出ししながら、接着しないといけません。
 特に左右のバランスが見えてしまう所は要注意。
 精度出しのため、治具などを作ることも必要かもです。

その2 薄板はドロドロ接着剤を使うべからず

 主翼の接着で使用したらベコベコになってしまいました。
 なるとは知っていましたが、こんなに簡単に・・・特に ドロドロ接着剤は乾燥が遅いのでダメです。
 瞬着を主に使いましょう。

その3 接合チェックは最終状態をイメージすべし

 スタンドの失敗の話です。
 よく仮組と言いますが、仮組だけでなく、全て組み立てた時がどうなのかをよく考えましょう。

教訓の反対ですが、今回比較的うまくいったのはとにかく手を動かして進めるのではなく、よく工程や内容を考えながら進めた所にあるのではないかと思います。

ちょっと考えてダメでも、一晩経てば妙案が思いつくかもしれません。

焦らずじっくり進めることが、模型造りにも良い事なのかもしれません。

<製作期間 : 3.5ヶ月>

2016年2月5日金曜日

ハセガワ 1/72 VF-1S Strike Valkyrie(その15)

接着がしっかり乾燥しましたので、スタンドの塗装を行いました。

色は目立たないようにエボ黒の吹きっぱなしです。
エボ黒はサーフェーサ-だけあって結構、砂吹きになってしまいました。
まあ、でこぼこもテクッスチャーぽくて良いかなと言う感じです。

ここで本体にプロペラントタンクや、ガンポを装着して完成と思ったのですが、なんとガンポのしっぽがスタンドと干渉して、スタンドに刺せないじゃないですか。

今まで、ガンポ無しでスタンドとの接合チェックを行ってきたので、この部分の干渉は盲点でした。


いつもなら、ここで大変な事態となるのですが、今回はスタンド基部を反対側に刺すと何とちょうどセンターがオフセットされギリギリガンポの干渉箇所が回避できることがわかりました。

今回だけは神様に救われた感じです。

ギリギリです。

危ない所でしたが、なんとか無事完成にこぎ着けました。