今年2作目はハセガワのVF-1D ガウォークです。
ガウォークとは、
*異星人との戦闘を想定し開発された可変戦闘機VF-1バルキリーはファイター(飛行)形態からバトロイド(人型)形態への変形機構により全領域での活動を可能とした戦闘機である。
変形システムの実験中、変形途中に脚部と腕部を展開させた形状が、戦術連動能力と戦闘能力の双方を十分に発揮させることを発見したことからこの鳥のような中間形態ガウォークの研究が始まった。ガウォークとは「Ground Effective Reinforcement Of Winged Armament with Locomotive Knee-joint (有翼高機動地表効果支援火器)」の略である。
ガウォーク形態は、変形途中の無防備時間を短縮すると同時に地上をホバリングし高速移動する能力に優れていた。このガウォーク形態を中継し変形することで、バルキリーの変形システムは急速に完成した。
またこの形態は、バトロイド時にデッドウェイトとなる主翼及び他のハードボイントも有効に活用できることから、バルキリーにおける空、地表、地上での戦術ミッションの基本バターンが開発されることとなった。ファイターからガウォークへの変形は大気圏内で通常約1 . 5秒さらにガウォークからバトロイドへの変形は2秒弱と言われている。このガウォーク形態はバルキリーの代名詞ともいえる形態でVFー1バルキリー以後、可変戦闘機には不可欠な形態として定着した。
(箱説明から) というもので、私的にもマクロスと言えば ガウォークというほど鳥足とあわせて萌えなものなのです。
そんなキットが20年の歳月を掛けてやっと発売されるに至り、とてもリキの入る作品なわけです。
前段が長くなりましたが、箱の中身はこんな感じ。
既存のファイターと、バトロイドのランナーを使って、少しのランナーを足してガウォークとしているため、余分なパーツが多いため、ランナー数も多くなっていますが難易度は追加パーツは今風の設計になっているので、多少組みやすくなっています。
箱絵の通り、このキットはJ型かA型の選択キットなのですが、ふと積みプラにあったD型が目に入ったので、さらにこちらのパーツと組み合わせてD型で組み立てることにしました。
D型と言えば、一条君が初め乗ったVT-102号機ですね。
いきなり撃墜されてしまいますが、ミンメイとの出会いと合わせて印象的な機体です。
こんな感じで、J型から、
機首と、背のパーツを交換するとD型になります。
細かい寸法を変えていない、ハセガワさんのおかげで苦労なくD型にできそうです。
余ったパーツはもちろん、J型のファイターとしてTV番仕様で作成しようと思います。
D型へはさすがに無加工では、組み替えができません。
とは言っても、機体下面パーツの頭を取り付ける基部の部分を切り落とすだけでOKです。
このようにぴったり機首が収まります。
D型って意外と、ほとんど全長は伸びておらず複座の部分が機体側へ入り込むことによってその構成を成立させているのですね。
組み立てることによって初めて両者の違いを理解することができました。
ちなみに頭部は複座の床面に直接貼り付ける構成となり、実機としては成立性が疑問視される所です。
キットとしては、そんなぎりぎりの設計ですから、電飾用の配線スペースなどが苦しく、今回は機首側の電飾はオミットすることにしました。
劇中も昼間のシーンですから、電飾は不要でしょう。
細部のディティールアップとしては、定番ポイントをそつなく施工しています。
まず、足・ベクタードノズル にスジモールドを追加。
腕裏に自作スリット を貼り付け。
使える部分には、D型に付属しているエッチングを使用してディティールアップをします。
ちなみにTV版の操縦桿は床から1本生えるセンタースティックタイプが正解なのですが、このキットはなぜだか劇場版のサイドスティックとなっています。
せっかくのパーツですから、知らなかったことにしましょう。
スラスターを穴開け加工し、機首は前回からお気に入りのすり鉢デザインです。
すり鉢はt0.5のプラ板にφ2.5の下穴を開けて、面取りビットで本体側の開口径φ3.4まで拡張するという寸法取りです。
機体側はそのまま裏打ちです。
今回は電飾しないのかというと、やっぱり何もしないのは芸がないので、箱絵で印象的な足部を電飾したいと思います。
このキットはちゃんとVF-1の特徴である目の字型噴射口が再現されています。
まず、このパーツを開口して。
青チップLEDを3直列でハンダ付けして、
配線とハンダの盛り上がりを逃がすため溝堀した基部パーツに、接着して完成です。
LEDがモロ見えですが、
点灯した感じはとてもいい感じ。
3発使って、お高い仕様ですがそれなりの価値ありのできばえです。
配線は足のパーツの中を通して本体まで導きますが、それらのパーツは合わせ目消し作業がありますので、配線通し用のエナメル線だけを通して、組み立てます。
今回は、次のJ型ファイターの件もあるので、テンポ良く行きたいですね。
おまけ