今回のマイナスモールド(マルイチモールド)を改造する時などに使用するドリルについてちょっと書いてみたいと思います。
穴をあける時は、いきなり目的の大きさの穴をあけるのでは無く、まず小さな穴をあけて徐々に大きくしていくわけですがそのステップを踏むのが意外と面倒であったり、途中で引っかかってうまく開けられなかったりと意外と手間が手間がかかるモノです。
一番小さな穴はいつもφ0.5を使用しています。
φ0.5もあればまず折ることは無いので、安心して使用できる最小サイズと言うことです。
最初は必要なサイズがわからなくて困ると思うのですが経験上、持っておくと良いサイズは下記のような感じです。
0.5、0.8、1.0、1.5、1.8、2.0、2.5、2.8、3.0、3.1、3.5、4.0、5.0
今回のマイナスモールドの穴をあけるには下記の大きさで穴をあけていきました。
もっと間を飛ばして良いようにも思えますが、精度の良い穴をあけたくて。
0.5>1.0>1.5>1.8>2.0>2.5>2.8>3.1>3.5>4.0
途中、φ2.5くらいまであくと丸やスリが入るので、芯がずれていたりするとやすって修正するとイイです。
ドリル刃は1本ずつでは無くて、セットで買うとお得です。
タミヤの精密ドリル刃セットが定番ですが私は”RELIFE 10本組極細マイクロドリル刃セット”をお勧めします。
安いだけあって切れは良くないのですが、何と言ってもこのケースがお勧めでちょっとスライドさせるのにコツが必要ですが目的のサイズが一発で取り出せるのでとても便利です。
このケースだけでも買う価値ありと思っております。
この手のドリル刃を使用するにはピンバイスという工具が必要になるわけですが、どのサイズでもコレットチャックを交換して使えると言うタイプでは無く(画像の奥から二番目)、φ0.5以下は精度の良いピンバイスがほしいので、大きなサイズのモノとはわけて使えるよう軽い細身のモノを用意するのがイイと思います。(画像の一番手前)
重たいやつだと、ピンバイスの侍従だけでも刃を折ってしまいそうですから。
あとはφ0.8~1.0くらいに丁度良いタミヤのピンバイスがお勧めです。
(画像の奥から三番目)
で、最近導入したのが一番奥のモノです。
これはチャックが他の物と違って大きくサイズを変えることが出来るタイプで、コレットチャックを交換せずにいろんなサイズのモノがチャックできるというスグレモノなわけです。
実は刃の方がほしくて買ったものだったりします。
しかし中華製で安いだけあって、精度が今ひとつなのでφ1以上のものしか使わない方が無難と思います。
で、結局出番がなくなってしまったのはかれこれ30年以上使っている どのサイズでもコレットチャックを交換して使えると言う画像の奥から二番目のモノだったりします。
そろそろ引退ですね。
径が太くなっていると、百均の六角軸付きでも売っていますのでそちらを使います。
何と言っても安いのと、六角軸をそのままつかんで回すことが出来るので、チャックに差し替えなくて済むので楽ちんなのです。
サイズ別にMonotaROで買ったロングドリルケース「MRVロングパックケース」 に入れています。
一本だけ黒いモノはφ3.1で百均では売っていないサイズです。
φ3の軸を受ける穴開けにはφ3.2では大きく、このサイズがほしかったためです。
尚、六角軸が付いていると言ってもφ4くらいになってくると手で回すのは辛くなって来ます。
そんな大径の場合は、ドライバービットを使う工具を使用すると良いです。
百均にも売っています。
画像はラチェット機構がついているものです。
ラチェットは握り直さなくて良いので便利なのですが、重たくなるので一長一短です。
百均の何も無いもので十分でしょう。