以前の記事はこちら=> ヤスリあれこれ
その3・コバックス/フレックスクロス
ゴッドハンドから4種類を小さく切って小分けにして販売されている布ヤスリセットを購入しましたが、中身は上記のものです。
「布製なので丈夫でちぎれにくい! メラミンスポンジで切削粉を取り除くことで ペーパーよりもずっと長く切削力を維持できる!」ということで、”コバックス/ネクスト耐水ペーパー”のような効果が期待できると思われます。
しかし、コストは更に上がってタミヤのフィニッシングペーパーとくらべて4倍になりますので、相当なアドバンテージがないとリピートは無い予感です。
いつものアクリル板に15mm巾に切って貼り付けますが、ベースが布なのでいつもの剥がせるタイプのナイスタック(両面テープ)では剥がれてしまうようなので、普通のナイスタックを使用します。
普通のを使用すると、剥がす時に剥がしにくかったり、糊が残ってしまうため専用の両面テープが販売されていますが、お高いのでマスキングテープを貼った上に貼り付けることで、その問題を回避します。頭は使いようです。
少し使った感じは切削感は”ネクスト耐水ペーパー”とあまり変わらないような・・・
只、布ベースのためか、マスキングテープを貼り重ねたためか若干弾力を感じ、フィニッシングペーパーのようなダイレクト感ないので面出しには向かないのかもしれません。
このクッション性で ”ネクスト耐水ペーパー”より、キズが入らないなら良いのですがもうもう少し使ってから再レビューします。
その4・ゴッドハンド/神ヤス
先ほどのフレックスクロスをスポンジに貼り付け加工したものです。
スポンジの厚みが2、3,5mmと2mmまで薄いものがあるので、普通のスポンジヤスリより小回りがきく厚みの薄いものに限って価値があると思います。
少し使った感じは小回り以外は特筆すべき点は無い感じ 。
それにしてもフレックスクロスの柔軟性は恐るべしであります。
あとは 結局、定番の座を死守しているフィニッシングペーパーの#240と#320を購入しました。
安いのでどんどん貼り替えて使ってしまう作戦です。
切削性は番手を#240まで下げてカバーします。
あと、3M スポンジ研磨材は小分けで買うと高く付くので、今回はタミヤのスポンジヤスリを買ってみました。
スポンジの材質が高密度になっている点が3Mのものとどう使い勝手で差が出てくるのか楽しみであります。
乞うご期待。
最後に、購入したものより気に入ったのは フレックスクロスの紹介のところで書いてあった「メラミンスポンジで切削粉を取り除くことで」というフレーズ。
試しにやってみると、どういう原理なのかわからないのだけどポンポンとはたくと歯ブラシで落とすより研磨面に残った削りカスが綺麗になるのです。
これは フレックスクロスだけでなくどの種類のヤスリでも効果があります。
金属やスリでもそれほどでは無いけれど同様に落ちるのです。
メラミンスポンジが目からうろこで大活躍です。
ちなみにメラミンスポンジは手に付いた塗料を手洗いする時に使うと、けっこう落とす事が出来ます。
何かと便利なメラミンスポンジ。皆さんもお試しあれ。
「参考資料」
税込み価格/単位面積(10平方センチ)で価格比較表を作成しました。
価格はいつもお世話になっている、B-FILED、ぺいんとわーくす、ヨドバシ.com、MonotaROさんです。
コバックス/ネクストが一番コスパが良いことがわかります。
フレックスクロスはばら売りが無いので微妙な立ち位置になります。
この価格なら張り替えも容易なアシレックスになってしまいます。
切削性、耐久性がネクストより相当高くないとメリットが出ないと思いますが、結論は使いこなしてから出したいと思います。
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ペーパー系のヤスリは15mm巾にケガイてから、百均の大型はさみでカットしていたのですが、この手間を減らせないかと治具を製作してみました。
プラ板を凸凹形状に切り出します。
サイズはカットするペーパーに合わせて考えます。
切り離したらこのようにずらして重ね、1mmプラ板をスペーサーとしてサンドイッチして貼り合わせます。
後は切り出したいペーパーの巾(15mm)に合わせて角プラ棒でストッパーを付けて(黒線)、端面ガイドとして裏面にプラ角棒(橙点線)、あとは適当に補強や、持ちやすくするために角プラ棒を付けて完成です。
試作品上がりなので、見てくれは悪いのですがこんな感じ。
ズレにさえ気をつければ、ケガかずともざくざく定寸でペーパーを切り出すことが出来ます。
切った後、取り出すのが多少面倒ですが、色んなタイプを考えてみましたがコレが一番使いやすさと精度のバランスが良いみたいです。
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