2018年6月30日土曜日

Hasehawa 1/72 RF-4E Phantom2 (完成)

写真を撮って完成としました。

デジカメで撮ると青色は変な感じになってしまうのですが、洋上迷彩もうまく仕上がったと思います。
飛行形態で見ると、ファントムらしさが強調されてやっぱり良い感じですね。

今後も飛行形態を展開すべくアクションベース2を追加発注しました。




だいたい失敗は前作でやらかしていますので、今回は失敗も無くスムーズに出来たと思います。
やっぱり一つ目は練習として、2個組まないと良い物は出来ませんね。
折ってしまったため、精密真鍮パイプで製作したピトー管は塗装でなく、そのままの色で見せる洋白線とあいまって、良い精密感を出していると思います。
カメラの部分のクリアパーツと、吊るしモノをもう少し綺麗に仕上げられたら完璧でした。

失敗したのは大量に作った割には干渉して搭乗できなかったパイロットの製作です。
コクピットは狭いので、よく考えてポーズを決めるべきでした。
 と、言うことで

今回の教訓
・パイロットは乗せてみてからポーズを決めるべし

以上です。

2018年6月25日月曜日

Hasehawa 1/72 RF-4E Phantom2 (その6)

完成しました。

ジャーマングレーをメインにエナメルで墨入れを行ってから、半艶消しクリアで艶調整をして、最後にリアルタッチマーカーで下面を中心にウエザリングを行いました。
RF-4はあまり汚れている印象がないので軽く行っています。

洋白線の銀色をそのまま生かしてピトー管としました。
キャノピーのマスキングを剥がして久しぶりにパイロットと対面ですが、吹き込みも特になく綺麗に仕上がりました。

カメラ窓の部分は、マスキングは問題なかったのですが内部にゴミが入ってしまって、少々見苦しい出来です。
面一に綺麗に仕上がったので、まずは良しとしましょう。


スタビレーター、エンジンノズルも付けて完成です。
スタビレーターの取り付けは今回も裏当てをしたので大丈夫と思っていたのですが、φ1.2で穴を開けて差し込むと、ゆるゆるになってしまいました。
φ1.0から様子を見ながらキツキツに仕上げるべきでした。

まあ、細かな問題はありましたが全体的には綺麗に仕上がりましたので満足です。
では、空へ向けてテイクオフです。

2018年6月24日日曜日

Hasehawa 1/72 RF-4E Phantom2 (その5)

完成が見えてきました。

今週はデカール貼りの毎日でした。
下地がツルテカにうまく仕上がっているので、シルバリングすることも無く順調に進みました。
しかし、数が途方も無く多いので大変です。
オマケに複数をつなげて配置してくれているのですがパネルラインと合わないし、あとで余白をカットしなければならないので、かえって手間なのです。

モールドをまたぐデカールは軟化剤を使ってデカールを柔らかくする必要があるのですが、最初に塗布すると位置合わせをしている最中に軟化してシワシワになってしまうか、
後で塗布すると裏に軟化剤が回らないので効き目がいまいちと適度な使い方が難しいのですが、マークフィッターを基本に使い、軟化させたい時はマークフィッターを塗布後にマークソフターを少し添加して調整すると良いような感じがしました。

少しコツがつかめてきたので、もう少しデカール貼りを修行したいと思います。



デカール貼りが完成したら、クリアコートで保護してから増槽などの後付するパーツを組んでいきました。
今回も増槽を取り付ける際、機体との間に隙間が空いて難儀しました。
塗装を擦る前にすりあわせをして、真鍮線を打ったのにまだまだ不足のようでした。

機首のピトー管も破損防止のために最後まで取っておきましたが、精密真鍮パイプで製作したモノを取り付けました。
 だいたい完成です。

さて、今回は飛行形態で製作しましたのでディスプレースタンドを用意しなければなりません。
一番安くて、手に入りやすいガンプラ用のアクションベースを使用しました。
機体を取り付けるところは5mm角棒で組んで、ネオジム磁石をエポキシ接着剤で固定しています。
実はその部分はボツになった耐水ペーパカット治具2号を解体したモノだったりします。

φ3の穴を開けて、アクションベースの凸丸棒アダプターと結合しています。
結合部分の直上はセンター増層を避けるために少しへこませてあります。

こんな感じでギリ合体できます。
ネオジム磁石は強力で固定するとビクともしません。

こんな感じでディスプレイします。
すっかり出来た気持ちでいましたが、スタビレータを付けていませんでした。

残りは、墨入れをして艶調整のオーバーコートです。

2018年6月17日日曜日

Hasehawa 1/72 RF-4E Phantom2 (その4)

塗装を完了させました。

パネルラインに沿って洋上迷彩塗装ではあまり目立たないようですが、自衛隊機特有の利ペイント汚れをパネルラインに沿ってマスキングゾル改を塗ってマスキングを行い、その上にクリアで割ったクリアブラックを線吹きして表現します。

前回、マスキングゾルNEOで緑色の色移りが生じたので今回から、マスキングゾル改を使っています。
マスキングゾル改は少し水で薄めて、つまようじで塗りました。

ちょっと微妙な色付きになりましたが、やり過ぎない程度になっています。
反対側は目視が難しいほど薄くなってしまって、吹き加減が難しいです。

インテークベーンはわりと良い感じです。
端っこの剥げた塗装を補修リペイントしたので、そこだけが汚れていないという状態を表現しています。

機体後部の無塗装部分の金属色を塗り分け塗装したら、デカール貼りに備えてしっかりクリアを吹いてグロスにしました。

テカテカです。
これでシルバリングしないかな。

無塗装部分はこんな感じ。
ブラックの上からシルバーを吹いて、パネル単位に少し質感を変えています。
サイド部分はグレーを足したシルバーグレーで少し白っぽい感じ。

下面は艶を残して、クリアブラック、オレンジ系でしましまにパネル単位で塗装。
仕上げにもう少し色味をリアルタッチマーカーで入れる予定です。
機体後部の少し水色が入る部分は、そこをマスクするのは面積が小さくて前回難しかったので、今回はシルバーを塗った最後にシルバーの方をマスクして、先っぽだけを塗装するマスクキング順で行いました。
精度を上げるためにもマスキングしやすい順番をよく考えないといけませんね。


塗る・マスキングゾル

自衛隊機の汚れ表現に必須のマスキングゾルです。

マスキングは3Mのマスキングテープでほとんど行うようになってすっかり出番が無くなってしまったのですが、塗ってマスキングする自衛隊機の汚れ表現には必須なのです。

旧番のマスキングゾルが剥がしにくかったので、剥がしやすいゴム系のマスキングゾルNEOを愛用していたのですがNEOは緑色が塗面に残ることが発覚、使用中止命令が発せられました。

いろいろ口コミを参考にしたのですが、結局購入したのは一番入手しやすいクレオスのマスキングゾル改です。

塗布した時はNEOがやや白っぽいのですが、乾くと同じような緑色になります。


剥がすとNEOはネトネトのゴム玉、改は相変わらず剥がしにくくニードルで下地を傷つけないように端からめくって 剥がすとビニールのような感触です。

NEOの色移りを紹介したかったのですが、今回は発生しませんでした。
塗面で無いと色移りしないのでしょうか。
剥がす作業だけが問題ですが、今後はマスキングゾル改を中心に、マスキングテープの継ぎ目などに限ってNEOを使用していくことにします。

尚、NEOは現役もゴムゴムなので、付属の刷毛は取り払って竹串などで塗布しています。マスキングゾル改は水で少し希釈すると伸びが良くなって塗布しやすくなります。

2018年6月10日日曜日

Hasehawa 1/72 RF-4E Phantom2 (その3)

機体塗装に入りました。

サフ吹き表面をもう砥粒が無くなってしまったようなスポンジ研磨材・マイクロ(緑)でスベスベにしてから、グロスブラックでパネル吹き。

相変わらず、濃すぎでプツプツとラインの端が汚くなってしまいますが、薄くしすぎると塗料が流れてしまいそうで怖い。
ノズルが詰まるくらいだから、まあダメな状態なんだろうな。
エアを絞って、ノズル先から3cmくらいで描いています。


次に水色をパネル単位に吹きました。
クレオスの洋上迷彩・特色セットを購入しましたがRF-4の水色はF-2のシャロウオーシャンブルー・c-374よりだいぶ明るいので、使えません。
フランカーに塗った機体下面色をベースに再度調色して使いました。
いわゆる、残り物利用。
濃い青の部分は塗っておりませんが、よく塗り分け境界を理解して塗らないと塗り残しが出来てあとで泣きます。

十分乾燥させたら、いつものインストコピーに両面テープのこよりを貼り付けて浮かせるマスキングを行いました。
欲張って一度にマスキングしないで、二回にわけて塗る計画にしました。

 一晩おいて、残りの部分を塗って基本塗装完成です。
 濃い青・ディープオーシャンブルー・c-375をそのまま使えますが、調色ストックを見るとRX-93の濃紺とほぼ同じなので、それを再調整して使用しました。
いわゆる、残り物利用。
特色は色見本として活躍しただけです。

水色が一部薄い所があったので、フリーハンドで再度塗り重ねて完成です。


ここから、仕上げに退色表現を入れるのでもう少し彩度が落ちると思いますが、だいたい実機に近くなったのでは無いでしょうか。
自分が見たのは曇天の日だったので、そのイメージに近くなっていると思います。

2018年6月3日日曜日

Hasehawa 1/72 RF-4E Phantom2 (その2)

順調に進めております。
二機目だと勝手がわかっていることと、実はEJ改の時に一緒に進めていたというズルがあるから早いのです。

RF-4Eは飛行状態で製作することにしましたので、ギアベイをふさぎます。
あらかじめ一体化したカバーのパーツをすり合わせながら面一にはめ込みます。
古いキットだと、形が合わないことが多いのですがこのキットは意外と合います。
と、言ってもそれように設計されているわけで無いので、綺麗に合わせようと思うとそれなりに難しいです。
面一に調整して接着するために、脚収納部の天井には穴を開けて、入れすぎてしまったらそこから突いて位置調整をしました。
あとは、瞬着パテで強行あるのみです。

裏面には今回も真鍮線で、増槽とパイロンを取り付けるのでプラ角棒片と、ネオジム磁石をエポキシ接着剤で固定しました。

主翼の接着を進める一方、このキットの鬼門である機首、エアインテークの接着と、接合面の段差調整を行いました。
パテ盛りに頼らず、如何に接着段階で段差無く合わせるかがポイントなのですが、よく見えなくて、どうしても段差が出てしまいます。

まあ、合格点でしょう。

さて、飛行状態となると無人機というわけには行かないのでパイロットが必要になります。今後の製作予定を考えると自衛隊パイロットを大量募集しなければなりません。
ハセガワの1/72 アメリカ空軍 パイロット & グランドクルー セット ( X72-7)では一箱から三名しか採用できないので、おゆまるでクローン自衛官を作成しました。


ポリパテを買い直したりしたので、結局それなりの費用がかかりました。
人件費として仕方が無いところです。
最終的には、画像のような一体成形で無くうまく型取りできなかったので、頭は別にして型取りしました。

一次選考で採用された8名です。

意外とファントムのコクピットは狭く、腕が上にいくポーズはすべてNGでした。オーバーアクションな人は二次選考で落とされ、最終的にはおとなしいポーズの二名がファントムに採用されました。

それでもいつものようにシートに着座するためには、お尻のスリム化などあちこち成形されております。


結局、乗り組む際に計器板が邪魔になったため一旦接着を剥がして、着座させてから接着し直しました。
また、後部の計器板は本体との位置合わせがあるため、接着後も多少変形が可能なセメダインX2を使用して接着しております。

コクピットは下部貼り合わせと同時だと、位置合わせが難儀なので先に機体上面に接着してしまいました。
無理矢理接着するために、エポキシ接着剤での充填接着です。

上面部のパーツは、先のネオジム磁石や、プラ角棒片を避けるために穴をあけてあります。

無事、機体上下面を接着できました。

順番が前後しますが、キャノピーは機体上面パーツの上をガイドとして使って接着してワンピース化した後、から削ぎ、クリアブラック塗装。
マスキングして全面ガラスだけをクリアグリーンで塗装をしています。
クリアブラックを塗装するのは、つや出しとガラスの1/72にふさわしい密度感を出すためです。
今回も市販のカット済みマスキングを使っていますが、もうコレ無しではファントムは組めません。


主翼の両端はそのままではちょっと段差が突いてしまうので、テーパーダイヤモンドヤスリで差し込み面を削って調整した後、接着しました。

ワンピース化したキャノピーを木工ボンドで接着。
折ってしまった垂直尾翼のアンテナ基部を真鍮パイプで製作。
ライトのクリア化、パイロンなどの接着をして、サフ吹き表面調整、スジボリの彫り直しなど手間のかかる作業を実施しました。



次は、もう機体色の塗装に持って行けますよ。
あ、スタビレーターを忘れている。