改造、加工に必須なエッチングノコの紹介です。
タミヤ製の物は三種類有り、形状と板厚が異なります。
コード | 名称 | 厚み |
74094 | 精密ノコギリ (エッチング製) | 0.10 |
74097 | 精密ノコギリII (スジ彫用) | 0.10 |
74105 | 精密ノコギリIII (カット用) | 0.15 |
精密ノコギリ(いわゆるⅠ)と精密ノコギリII (スジ彫用)は同じ厚みなのに何が違うのかと思っておりましたが、買って確認すると刃のピッチが異なりました。
ⅠよりⅡの方がピッチが狭く、ちゃんとスジ彫り用に刃が入り易くなっているということですね。
反面、切断感覚はスジ彫り用が滑る感覚であったのに対し、切断用はちゃんと刃が入っていく感じでスパッと綺麗に切断する事が出来ます。
画像上が無印Ⅰ。下がスジ彫り用Ⅱです。
刃の大きさ(ピッチ)が全然違いますね。
では、カットするなら精密ノコギリ(いわゆるⅠ)が良いのかと言いますと、精密ノコギリIII (カット用)の立場がなくなってしまいます。
違いは表の通り、厚みが違うのでとにかく切るという場合はⅢのカット用が良いでしょう。
何しろエッチングソーはすぐに刃先がなまって切れなくなってしまう消耗品なので、厚みが1.5倍あるほうが少しは寿命があるでしょうから、0.1の方は切り代を少なくしたいという時に温存しておきましょう。
尚、 精密ノコギリ(いわゆるⅠ)は精密ノコギリIII (カット用)より、小ぶりなサイズとなっており小さくカットする場合に適しますが、薄いので曲げてしまわぬよう力のいれ加減に注意しましょう。
特に大きなもの(画像の上)はシリーズ中唯一、刃が引く側に切れるよう刃を立ててありますので(他の物は全て山形で、押し出し、引き側とも同感覚)、押し出す時は切れないので軽く押し出すよう注意しましょう。
上:精密ノコギリ(いわゆるⅠ)
下: 精密ノコギリIII (カット用)
ピッチは同じですが刃の形が違います。
どれか買ってみようという場合は定番としてはやはり ”精密ノコギリ(いわゆるⅠ)”がお勧めかな。
上:シリーズ中唯一、刃が引く側に切れるよう刃を立ててある大きいサイズ
下:刃を曲げてしまった物
タミヤの他にはハセガワ TL3エッチングソーセットを持っています。
刃の厚みは0.15mmで、刃がタミヤと違ってエッチングならではの変わった形状となっており、切削感にこだわったという能書きではありますが、それほど感覚はよろしくなく、引っかかりが強すぎると感じます。
補強がしっかりしており、そのまま手でもってガシガシ作業できる点は良いかもしれませんが、引っかかりが強すぎるので切れ味が落ちた今は二軍行きで、リピ予定もありません。
とにかく切るという向きには、こちら精密ノコギリのブログもご参照下さい。
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精密ノコギリ Ⅰの購入リンク
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精密ノコギリIII (カット用)の購入リンク
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